出発の数日前のランチ。春節の間、中国を相手取る齋藤と堀上は暇を持て余していました。
メニューにのってるランチビールを注文する寸前です。
「こう、あまり忙しくない時をねらって半休トラベラーってやったらいいんですかね?」
それだ。やろう。今しかない。
適当なワードで検索して、たまたまヒットした『駄菓子屋ゲーム博物館』。
字面から伝わるレガシーな雰囲気と、Nintendo SwichやらPlayStation VRと、新しい体験が得られるゲーム機器が続々とリリースされている現代とのギャップ。
いいね。
これでいいよね?
OK、決まり!
赤羽近いね。じゃあ最後は飲み屋街で締めよう!
こんなくだらない企画に、忙しいパリピ営業マンやキラキラ内勤女子がのってくれるわけがないのです。
厳正なる人選によって声をかけた山田:「熱いじゃないですか!」
あなたはそう言ってくれると思ってました。
そして、現場へ外出直前の田中:「半休トラベラーしたかったんです!」
まだ企画内容伝えてもないのに・・・
メンバーも揃ったところで、レッツトラベラー!!
『赤坂見附駅』から目的地の最寄駅『大山駅』に約30分で到着!
駅前なのに何もないです。ホームも小さめ。The郊外。
どこか懐かしく、小学生のときこれから友達の家にいく雰囲気を思い出します。お天気もよく、のどかです。
第一の目的地『喫茶ピノキオ』に到着しました。・・・
おひるごはんをいただきます。おなかが空きました。
入店してすぐに「いらっしゃいませ!!ホットケーキは頼みます!?時間かかりますよ!!!」とおかみさんの強めの接客。
目玉なので注文するつもりだけど…半休ゆえ心に余裕があるので甘んじて受けます。
店内はウッディです。全体的に茶色…
入口近くのテーブルは麻雀ゲームの筐体でした。100円投入口があるので、おそらくプレイ可能かと思われます。
謎の絵画、ピンク色の公衆電話、こちらのタイミングで注文できない接客。ローカル&レトロです。落ち着きます。
ナポリタンとピザトースト、デザートにホットケーキを注文しました。
しばらくすると店内がいい匂いに。楽しみ。
喫茶店のナポリタンです。
パスタではなく、スパゲティです。盛り付けも気取ったところがなくビジュアル合格。
最初からタバスコが入ってるのか、ちょっと辛みがありました。でもケチャップが甘いのでバクバク食べちゃいました。
「秒で食べてしまう…」と意識的にフォークを置く田中。
そしてピザトースト。
ぶ厚い。お決まりの具材が安心感。ふかふかのパンにムラのある焦げ目で、こちらも秒殺をねらえます。なぜか付け合せはポテトチップ。
デザートにホットケーキ。
圧巻の高さ。コロコロコミックばりの分厚さです。これが目的できたんです!
ふんわり系かなと思いきや、わりとしっかりした食感でした。粉感があって好きです。
どれもおいしい!!
喫茶店といえばメロンクリームソーダでしょう。普段頼まないので懐かしいです。
喫茶店はレトロ枠のつもりではなかったのですが、がっちり嵌ってきました。
ごちそうさまです。大満足です。
ちなみにメニューはこちら。
ピノキオ
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TEL03-3974-9336
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住所東京都板橋区大山金井町16-8
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営業時間8:00~19:00
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アクセス大山駅(東武鉄道)から573m
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WEB
次の目的地までバス移動の予定でしたが、バスが出発したばかりでこない。30分くらい歩けるよね?とぶらり散歩にチェンジ。
いい感じの商店街があったので立ち寄ってみました。おばあちゃんがいっぱい。中古おもちゃ屋さんを発見して寄り道。
かなりディープな予感。そして地下だから昼間なのに暗い。
店の前にはV3の置物(昔のポップコーンの機械?)がそびえだっています。
ふるい玩具がたくさんあります。モスラだ~戦隊だ~ヒカリアンだ~となかなか楽しい。
店の正面に仮面ライダー2号が経営する居酒屋があって驚きです。あいてないけど。
気になる。
なんだか某お散歩番組のようになってきました。
当初の目的地である『駄菓子屋ゲーム博物館』へ向かいます。
スマホを取り出しマップで目的地を確認すると、
「本当にこんな閑静な住宅街に『駄菓子屋ゲーム博物館』とやらがあるのか?」
と不安になる。
やっとあらわれました駄菓子屋ゲーム博物館!
外観も内観も、いい味が出ています。
まず目に付く入口のガチャガチャ。内容がやばい。
…ギザ10マニアいそう。昭和ゲーム機の鍵の魅力を聞いてみたい。
おみやげに買おうか一瞬迷ってしまった。
…エスパーになりたいと思える日がきたらまた来よう。
入店し、カウンターで入館料を200円を支払い、引き換えにメダル20枚をいただきます。メダルの入れ物ががプリンの空き容器です。
メダルだけでは遊べないゲームもあるので、とりあえず100円→10円玉にも両替。
ずらりとならぶ10円ゲームたち。ネットで見た光景と同じです。やばい、どれからやっていいかわからない。いっぱいありすぎる。
とりあえず一人のプレイを3人が見守るように、おそるおそるスタートです。
なんでしょう。古すぎて、逆に目新しい。みな子供のように夢中になっています。
ルールがわからないゲームにとりあえず10円を入れる。盤上が光る。ボールが落ちる。10円も落ちる。終わる。失笑。何が起こったかわからないまま終わるゲームもあります。
たくさんあるので少しだけご紹介を。
事前にチェックしていた人気ランキング1位の「国取合戦・改」
1プレイ:30円です。比較的高いです。しかも運が悪いと5秒でゲーム終了します。
絵合わせゲームになっていて、稼いだポイントが日本地図を塗りつぶします。
ルールは山田の理解が早く、いろいろ伝授してくれます。
そして田中。
なんと天下統一です。
クリアしたらプラスチックの板が出てきます。これが駄菓子と交換できる仕組みです。
クリアできたゲームはこれだけでした…
我々が選ぶ1位はこちら「山登りゲーム」…
1プレイ:30円です。比較的高いですが、絶対50秒間遊べるのでお得です。(他のゲームはだいたい1プレイ10秒とかです。)
障害物をよけて頂上をめざすという内容。これが意外と難しい。
ここでみせる山田の本気。何度も10円を投入して全然あきらめない。
10円がなくなる。両替をする。ゲームセンターCXを見ているようでした。クリアならず残念です。
山田課長のプレイに魅入る3名。どうやったらゴールできるか真剣に話し合い、序盤のスピードは素晴らしい等と真剣に評価。
本音を言うと、あまり期待していませんでした。15分くらいで飽きるんだろうなと思っていました。ふと時計をみると1時間半が経過していました。
あなどるなかれ。本気で楽しめます。
駄菓子屋ゲーム博物館
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TEL03-3974-9336
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住所東京都板橋区宮本町17-8
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営業時間平日 14:00~19:00 土日祝日 10:00~19:00
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定休日火曜日、水曜日(祝日の場合は営業)
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アクセス板橋本町駅(都営三田線)A4出口より徒歩6分
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入場料200円(1歳以上共通。ゲームメダル10枚付き。)
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WEB
博物館を出て大通りへ。バス停はどっちだ?と迷っていたら、たまたまそこにあった布団屋さんに入店して道をきく田中。ハイコミュニケーションです。
一同、バスにゆられて最終目的地の赤羽に到着。飲み屋街をぶらつく老若男女がもうたくさんいらっしゃいます。
目的の店はすでに行列。18時前なのに?見誤ったか。
結局、元候補にしていた店がお隣だったので変更して入店。
混んでいてテーブル席が空いておらず、4人でカウンター席に横並びです。いきあたりばったりな結果が表れてて大変よろしいですね!
店の前でまぐろの窯焼きやベーコンを焼いているようです。店の中も煙くて目にしみます。
魚がおいしいとのことなので、とにかく魚介をオーダー。
とりあえずビールで乾杯!
小さな網焼きセットが目の前にあり、自分で焼くスタイルです。まぐろのねぎま串もエイヒレもイカの一夜干しも、生のままやってきました。
そして実は居酒屋でもゲームで遊ぼうとたくらみ持ってきました。カードタイプですぐ遊べます。
お酒の力もあってめちゃくちゃ盛り上がりました。
赤羽 トロ函
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TEL050-5868-0507(予約専用番号)
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住所東京都北区赤羽1-17-7
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営業時間平日 17:00~ 23:00 土日祝日 14:30~23:00
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アクセスJR赤羽駅北口改札から徒歩2分
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WEB
いつのまにか時間が経ち、半トラ終了のお時間となりました。
企画から決行まで3日ほどとスピード感ある半トラでした。本当に楽しかったです。
「次はあれやろう!これやろう!」って会話になりますね。
半トラの魅力にみんなはまったようでした。
さて、次回は何をしようかな?
トラベル工程表
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13:00赤坂見附駅出発
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(JR・東武線 30分)
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13:30大山駅到着
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(徒歩 15分)
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13:45「ピノキオ」到着
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14:50「ピノキオ」出発
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(寄り道含め徒歩 55分)
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15:45「駄菓子屋ゲーム博物館」到着
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(遊ぶ 1時間30分)
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17:15「駄菓子屋ゲーム博物館」出発
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(バス 30分)
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17:45「赤羽 トロ函」到着
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18:30半休終了
トラベルにかかった総額(一人あたり平均)
- 交通費:559円
- ピノキオ:1,162円
- 駄菓子屋ゲーム博物館:425円
- トロ函:2,500円
総額 4,646円
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